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特別講義「かもめオープンキャンパス」
こんにちは、「かもめ校正塾」のブログです。

先日、レ・ラ・ド・ビブリオテック関連企画として、
【かもめオープンキャンパス】が開催されました。

日曜の午後、「校正の果たす役割とは」と題した講義に
12名の方々が集まって下さいました。
ふだん開催している校正塾は、既に校正の知識をお持ちの方を
対象にしておりますが、
今回は「校正ってなに?」といった方々にも楽しんでいただけるよう、
本づくりの過程の、どの時点で、どのような役割を校正が担うか、
についてお話しさせていただきました。

配布したレジュメに書かれた「校正が果たす役割と目的」はふたつ、
「(ゲラが)制作者の注文通りになっているかを確認する」こと、
制作者の意向との同一性を担保します。
「最初の読者として、制作者(著者)に疑問を投げかける」こと、
作品の質を高めるための作業です。

これらふたつの役割は、校正の7つの作業を通して担保される
と考え、そのうちの「突き合わせ」「指定の確認」「赤字照合」に
焦点を当てました。

制作者によって書かれた原稿が整理され、
ゲラ(=校正刷り)が作られます。

「突き合わせ」は、原稿とゲラの文字を一字一句合わせることで、
著者の意向や表現が正確にあらわされているかを確認する作業です。
作品にもよりますが、書籍の場合はざっと10日ほどかかる作業で、
なかなか骨が折れます。
ですが、原稿とゲラが横並びになるのはこの作業に於いてのみですので、
とても大切な工程です。
鴎来堂では鉛筆のおしりで一文字ずつ押さえながら読むことを
オススメしております。


「指定確認」は、本のデザイン的要素を確認する作業です。
具体的には体裁や書体のチェック。
級数表という道具を使い、文字のサイズや太さまで確認します。

突き合わせや指定を確認し、さらに校閲的観点からの指摘をいれた後、
ゲラは制作者へと返され変更点が決定されます。
印刷所で変更点を反映したゲラが作られ、
正しく修正されているかを確認するのが「赤字照合」とよばれる作業です。
なぜこのような名前が付いているのかというと、
修正指示が赤字で書かれるためです。


今回は取り上げられませんでしたが、
「最初の読者」として本の質を高める作業が「素読み」という工程です。
文字の誤植(鴎来堂では単純誤植とよびます)だけでなく、
日本語の間違い、整合性、書かれている内容が事実であるかを確認する、
といった作業を通して、本の質を高めます。
(この作業では校正者の知識、経験や人間性が大いにモノを言うなぁ、
と常々おもいます。)

このような作業を少なくとも2回は繰り返し、本は作られます。

本の品質を担保するため、
校正者には(とくに)日本語の深い知識が求められます。
というわけで、ここで日本語クイズです:


「彼はおもむろに立ち上がった」→ どんなふうに立ち上がった?

「長時間におよぶ議論で、計画は煮詰まった」→ 計画の進捗は?


おわかりになりましたか?
正解は次の更新で。

ちなみに弊社の展示が「第二回レラドビブリオテック実行委員会特別賞」
に選ばれました。ありがとうございます!

では、またすぐに。

(文責・W)



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