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校正塾カリキュラム その1:突き合わせ
こんにちは、「かもめ校正塾」のブログです。
立春をすぎてだいぶ日も長くなってきましたが、
まだまだ寒い日が続きます。
インフルエンザも流行中ですね。
弊社では手洗い・うがい・マスク着用を励行中です。

さて、今日はかもめ校正塾の第1回講義でレクチャーしている
「突き合わせ」についてです。
「引き合わせ」とよばれることもありますね。
本作りの過程で、著者様が書かれた原稿からゲラ(校正刷り)が
作られる際、最初のゲラを「初校」と呼びます。
ゲラは原稿をもとに作られますので、書いてあることが
間違いなく同じでなければいけません。
そのことを担保するため、一字ずつ文字を確認するのが
「突き合わせ」 なのです。


原稿からゲラを作る方法には【手入力】【OCR】の2種類があります。

【手入力】は原稿を見ながらオペレーターさんがチクチクと手入力します。
ものすごい集中力を要する作業です。
しかしどれだけ集中しても、タイプミスや変換ミスなど、
やはり誤植は生まれてしまいます。

【OCR】はOptical Character Recognition「光学文字認識」
という技術で、スキャナなどを使って読み取った原稿の情報を、
字形をもとに文字を識別、登録されている文字パターンから
最も近い字に変換します。
ただ、よく似た別の文字として認識されてしまうことがあるため、
こちらも誤植が生まれます。

文字レベルの間違いを「単純誤植」と呼びますが、
人間・機械による入力のそれぞれに誤植の可能性があり、
その可能性を潰すのが「突き合わせ」です。
原稿とゲラを横に並べ、一字ずつ比べながら読み進めます。

どんなに長い作品でも、短い読み物でも、この作業は欠かせません。
人間の目のことですから、読み飛ばしてしまうこともありますので、
鴎来堂ではエンピツのおしりで字を追いながら読む方法を
おススメしています。
しかも、一音一音を別の読みに変換しながら作業します。

突き合わせに必要なのは、良い目と知識です。

視力の問題はもちろん、思い込みや先入観を持たないこと。

そして、似た字形の熟語や同音異義語の知識をもつこと。
特にOCRの誤植は文脈にかかわらずよく似た別の字に変換されるため、
漢字を知らないと気づけない誤り、というものもあります。

突き合わせはこれから始まる校正作業の基礎づくりに当たる作業です。
もちろん、どの工程もおろそかにできませんが、
良い土壌づくりという意味では本当に大切な段階です。


下の写真は突き合わせの回に出される課題で、
同一のエッセイを手入力とOCRでゲラにしたものです。
受講生の皆さんは1時間の講義を聴いていただいた後、
ご自宅で課題に取り組んでいただきます。
後日返送していただき、弊社で採点、補講でフィードバックをします。




いずれかの更新で校正塾の講師紹介をしたいと思います。
では、またすぐに。 
(文責/W)
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